GNU/Linux(CUPS)からWindows 7経由でLinuxに対応していないプリンタに印刷する

以前設定したLinux対応していないプリンタであるが,どうにも用紙サイズエラーで止まってしまうケースが多く使い物にならない。

一台,サーバになるWindows 7機があったので,これに中継させることにした。
参考にしたのは

あたりである。

Mac OSに対応していない(ドライバがない)プリンタを、Windows機を経由して利用する方法 - joker8phoenix's diaryを参考に途中まで設定していたのであるが,なんということだろうか,Windows XP時代には搭載されていたと思しきLPDサーバ機能がクライアント用OSであるWindows 7からは削除されたという。

仕方ないのでここはsmb経由で印刷することに妥協して設定を行った。
Ghostscript, RedMon, Acrobat Distiller 5.0J用 プリンタ定義ファイル, Adobe PS Printer DriverをインストールするところはMac OSに対応していない(ドライバがない)プリンタを、Windows機を経由して利用する方法 - joker8phoenix's diaryとほぼ同じである。ただし,作成した"Acrobat Distiller J"プリンタにRPT1:ポートを追加し構成する際に管理者権限を要することに注意する必要がある。管理者権限でプリンタのプロパティを開いていないと,

ポートの構成中にエラーが発生しました。 操作を完了できませんでした (エラー 0x00000001)。

というエラーメッセージで失敗することになる。プリンタのプロパティを管理者権限で開くためには,コマンドプロンプト管理者として実行し

rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /p /n "Acrobat Distiller J"

を実行した。(他に方法はないのだろうか)

そして,"TCP/IP Print Server"をインストールして起動する代わりにプリンタの共有を行っい,クライアント側もsmb経由でアクセスするように構成した。クライアント側(Ubuntu 14.04)ではドライバとしてGeneric > Generic PostScript Printer [en]を選択した。以上の設定により,実際に印刷できることを確認した。