Ubuntu jaunty AMD64にATOK X3をインストールした時のメモ
過去につけたメモを公開して情報を共有しようのコーナー。
64bit環境へのインストール
- ATOK X3 を Ubuntu Hardy(x86_64)にインストール | Weboo! Returns.
- ubuntu hardy amd64 非日本語版に ATOK X3 をインストールする - Assemblr
- ubuntu hardy amd64 で ATOK X3 の iiim-properties を動作させる (Hardy) - Assemblr
- :: intrepid(amd64)でのATOK X3の問題 | vectorさんのブログ
32bit版しか用意されていないので、ia32-libsを入れておく。
iiimf-propertiesの自前ビルド
足りない32bit版のライブラリを探してきてインストールしても動くのだが、あまり他人の野良ビルドはインストールしたくないのでここは64bit版を作ることにする。
tar版のiiim-propertiesパッケージをインストール。実行ファイル二つを自前ビルドする。事前に
- autoconf
- intltool
- libtool
- libglib2.0-dev
- libgnomeui-dev
パッケージをインストール。src/IIIMFのソースを展開して
- program/iiimf-properties
- lib/iiimcf
- lib/EIMEL
- lib/iiimp
- lib/iiimcf
を./autogen.sh --prefix=/ --exec-prefix=/usr; make 依存関係は上記の通り。libiiimcf.laとlibiiimp.laを/usr/libにコピーし、iiimf-propertiesをmake install-exec。/usr/bin/iiimx-settings-initを/usr/lib/iiimに移動する。*.laはインストール後に削除してOK
ATOKが起動しない
iiimx -iiimd を実行すると起動する。
http://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=2891
本質的な解決策は不明。
入力途中で日本語入力をオフにしても文字列が消えないようにする。
入力補助->特殊->日本語入力をオフにしたとき入力中の文字列を確定する
EmacsのCtrl+SpaceでATOKが起動してしまう。
Ctrl-Spaceを入力したい
http://blog.browncat.org/2007/12/atok_x3_for_linux.html
emacs使いにはCtrl-Spaceを食われるのはかなり苛立たしいことです。
[ATOK]と同じようにiiimf-propertiesから設定可能。ただし設定後[半角/全角]キーが効かなくなってしまうので要追加。
/etc/iiim/js_triggerkeys.confをいじっても可能。どう関連しているか不明
CDからiiimf-propertiesのパッケージをインストール(=>iiim-propertiesのバグ参照)し、トリガーから
- - Ctrl+Space
- + Zenkaku_Hankaku
- + Alt+Kanji
Emacsの"ATOK"表示を消したい
ユーザの設定ファイル ~/.Xdefaults もしくは ~/.Xresources に以下の内容を書きます。
Emacs*ximStyles: XIMPreeditPosition|XIMStatusNone上記で駄目ならこっちかもしれない。
Emacs*ximStatusArea: falsehttp://www12.atwiki.jp/linux2ch/pages/128.html#id_5830e9e5
とあるが効果がなかった。
- XMODIFIERSを空にすると消えた。
とりあえずショートカットにenv XMODIFIERS=”@im=none” を追加して対処。IIIMECFが必須ね。環境変数 XMODIFIERS について
環境変数 XMODIFIERS は、Xクライアント (UNIX アプリケーション) が、どのインプットメソッド (キーボードからの入力を文字に変換する機構) と通信をするのかを指定する環境変数です。
http://www.astec-x.com/FAQ/hpux-xmodifiers.html iiim-propertiesから[入力方式のステータスを表示する] のチェックを外すと消えた。
http://d.hatena.ne.jp/futashika/20080930/1222727853
Emacsの表示のことを直接は書いていないが、この症状が気になっていないようなので試してみたところ解消した。
iiim-propertiesのバグ
http://d.hatena.ne.jp/mtv/20080830/p2
- %gconf.xml がなければ client.xml で設定が決まるのでこちらをエディタで編集した
- %gconf.xml を削除して、~/.gconf/desktop/input_methods/ を書き込み禁止にした
- %gconf.xml が作られなくなる
~/.gconf/desktop/input_methods/%gconf.xmlが肥大化して、そのうちクラッシュする。設定が終わったら、重複しているフィールドを削除してパーミッションを0400にしておけばいいかと思いきや、0400でも勝手に書き換えられてしまう。
こうなる原因はファイルを削除して作り直しているためで、親ディレクトリのパーミションを0500にしておけばよい。
環境移行
古いユーザ辞書を使用する。
/opt/atokx3/bin/atokx3diccvttool を用いて変換。